【拘禁刑の影響は?】2025年度(令和7年度)の宅建試験の法改正情報

2025年度(令和7年度)の宅建試験法改正

2025年度(令和7年度)の宅建試験の法改正情報「拘禁刑は今年度に影響するか?」

2025年6月1日に刑罰の懲役と禁錮が「拘禁刑」に一本化されました。

これによって2025年度(令和7年度)の宅建試験にどう影響するか?ということ解説します。

2025年度(令和7年度)の宅建試験に拘禁刑は影響しない

宅建試験は2025年4月1日時点に施行されている法律で出題されます。

よって、2025年6月1日に施行された拘禁刑は2025年度(令和7年度)の宅建試験に出題されないものと思われます。

現時点(2025年6月9日)、宅建試験の運営機構である一般財団法人不動産適正取引推進機構から特に発表はありません。何かしらの発表があれば追記します。

もしも拘禁刑で出題されたら?

仮に拘禁刑で出題されても難しく考える必要はありません。

「懲役」「禁錮」「拘禁」どう出題されても、宅建業法での扱いは同じです。

ようは「拘禁」と出題されても「これは懲役・禁錮のことなんだな」と思って解けばよいだけです。

(おまけ)拘禁刑とは?

最後に拘禁刑とはなにかをまとめておきます。

1. 懲役刑と禁錮刑の区別が形骸化していたから

拘禁刑が作られた理由は、懲役と禁錮の区別が実質的になかったからです。

  • 懲役刑:刑務作業が義務づけられていた
  • 禁錮刑:刑務作業が義務ではなかった(希望すればできた)

しかし実際には、禁錮刑の受刑者の多くも刑務作業に参加していたため、両者の違いがほとんどなくなっていました。この違いが実質的に意味を持たなくなっていたのです。

2. 受刑者の処遇を柔軟にするため

  • 新しい拘禁刑では、受刑者一人ひとりに合わせた「改善更生」や「再犯防止」の処遇が可能になります。
  • 教育や職業訓練なども含めた内容を、個別に設計できます。

3. 時代に合った刑罰制度への見直し

  • 現代の刑罰は、単に「罰する」だけでなく、「社会復帰」や「再犯防止」が重視されています。
  • 拘禁刑は、そうした現代的な刑罰理念に対応した制度です。

従来との主な違い

項目従来(懲役・禁錮)新制度(拘禁刑)
刑の種類懲役刑・禁錮刑拘禁刑(一本化)
作業の有無懲役:義務、禁錮:任意作業や教育などを個別に調整
目的処罰、作業強制改善、更生、社会復帰支援
法律上の呼び方懲役○年など拘禁刑○年と表記される

まとめ

拘禁刑は、時代遅れになった懲役と禁錮の区別を廃止し、受刑者の更生や社会復帰に焦点を当てるために作られました。

実際の処遇はこれまで以上に柔軟で、教育や支援を通じて再犯を防ぐという意図が込められています。